大学生代表のことば

私とボルネオの出会いは高校時代まで遡ります。高校時代の生物の授業で取り扱ったアブラヤシプランテーションの課題に関心を抱いた私は、大学1年生の夏、早速マレーシアのボルネオ島サバ州に渡航しました。そこで現地の課題や豊かな大自然に圧倒され、その後スタディーツアーで二度、サラワク州にも足を運んでいます。

ボルネオの熱帯雨林には、森林伐採により野生生物が住処を失っていることだけでなく、アブラヤシプランテーションにおける過剰労働や児童労働、農薬による土壌や水質の汚染、先住民との軋轢など、環境問題から社会問題にかけて多くの課題があります。私たち日本人は年間1人あたり5㎏ものパーム油を消費しているので、この現状に加担しているとも言えるでしょう。この話をすると私たちは心無い人々なのだという結論に陥りがちですが、遠い国で起こっていることを「自分のこと」として捉えるというのはなかなか難しい話です。

私が考えるSGBCの役割は、渡航後のシンポジウムなどの活動を通して、現地に赴いたことのない皆さんに少しでもボルネオの現状を 「自分のこと」 として捉えて頂けるようになる、いわば 「日本とボルネオの橋渡し」 になることです。本音を言えば、私たちとともにツアーに参加して頂き、その後SGBCのメンバーとして一緒に活動して頂けたらなお一層嬉しいです。生で見るボルネオの大自然は、写真の何十倍も美しいですよ。
「ボルネオ島の熱帯雨林と共生する社会を作ること」を目指し、私たちSGBCはこれからも活動を続けていきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

大学3年 樋山 輝