SGBCの概要

SGBCの概要

SGBC (Students Group for Borneo Conservation、ボルネオ保全学生グループ) はボルネオ島の自然に関する啓発活動をはじめとした多岐に渡る活動を通じ、「ボルネオ島の熱帯雨林と共生する社会を作ること」を目指す学生団体です。

ボルネオ保全学生グループ(SGBC)の活動の柱は次の2点です。

① ボルネオ島(カリマンタン側を含む)をフィールドにし、私たちの生活と世界の自然環境や人々との暮らしのつながりを現地の学生達と共に学ぶためのスタディツアーを行う。

② スタディツアーで学んだことを生かし、持続的な社会に向けて具体的な行動をする。

 

どうしてボルネオの熱帯雨林の保全なのか?

現在、ボルネオの熱帯雨林が減少し、生物多様性が失われています。例えばボルネオオランウータンは生息地の減少により個体数が減少、2016年にレッドリストによって近絶滅種に指定されました。

また、熱帯雨林の減少の原因はアブラヤシプランテーションの開発・森林の伐採であり、私たちの生活と深く関わっています。しかし、日本でボルネオの現状が十分に浸透していないのが現実です。この現実を変え、ボルネオの現状を普及させなければなりません。それが私たちの使命であり、目標となります。

地平線まで広がるプランテーション

木材伐採はまだ続いています

 

 

SGBCに参加している人たちは?

SGBCにはボルネオ島の熱帯雨林の保全などに関心のある学生が中心に活動しています。大人はサポーターとして学生の活動を支えています。

ボルネオ島スタディツアー終了後、参加メンバー各自が様々な行動をしています。時にはスタディツアーに参加したメンバーで集まったり、自分の学校や他校の生徒でボルネオスタディツアーに参加していない人たちと一緒に活動したりすることもあります。こうした場合、どのような団体かを他の人に説明するのが難しいのが現状です。それによって、施設の貸し出し、他団体の協力が得にくいことがあります。そこで、こうした活動を続けるにあたり、団体を作っておくと、行動の幅が大きく広がる。その行動の受け皿となる団体がSGBCです。

何か拘束力を持つわけではなく、行動したいけど方法が分からない、踏み出せない学生も行動をおこせる場所として、一緒に行動をするためのグループです。「ひとりひとりが何か1つ行動するだけでも大きな意味がある」この考えを大事にして、ホームページを作成したり、絵を描いたり、シンポジウムを企画したり、企業に取材したり、自分の消費の在り方を変えたり、みんなが集まれば様々な行動をすることができます。SNSなどを使ったり、たまに集まって話合ったりして、互いの活動を知り、アドバイスをし合い、メンバーがそれぞれの長所を存分に生かして、活躍できる団体を目指しています。